こんばんは!
寒かったり暖かったりと春気配を感じる最近ですね。
筆者は比較的軽度ですが花粉症ですのでティッシュを抱えて生活しております。
突然ですが皆さんはSFはお好きでしょうか?
広大な宇宙の旅やタイムトラベル、サイバー空間など。
高度なテクノロジーのロマンが大好物な筆者です。
身近なところでもスマートフォンなども少し前の時代を生きた人にすれば十分にSFめいているのかもしれません。
また近年ではVR/ARの業界がかなり盛り上がっていますよね。
一般に普及しているとは言い難いかもしれませんが、十分に手が届く価格で先進技術の一端に触れることができます。
ところでスマーフォンですが、画面がバッキバキに割れている方、もしかしていらっしゃるんじゃないでしょうか。
手に収まるかどうかのサイズ感で起伏のほぼない板状ですから、落としてしまうのは仕方がないことですよね。
…煩わしさを感じているのは筆者だけでしょうか?
ウェラブルデバイスだったら落とさずに済むのに…。
ついでにかんたんなジェスチャや思考で操作できたらもっと便利だよなあ…。
そう思ってしまう筆者はSFの見すぎでしょうか?
実はそんなSFの世界を実現する「ブレイン・コンピュータ・インターフェイス」という技術がすでにいくつかの企業で研究開発が進んでいます!
◆ブレイン・コンピュータ・インターフェイスとは?
ブレイン・コンピュータ・インターフェイスは、コントローラや音声などを介した操作を必要とせず、ユーザが必要なことを考えるだけで操作することができる入力方式を備えたデバイスです。
脳の活動に関する研究が進んできたことで、特定の活動を測定することで入力を可能にするとのこと。
筆者が調べた限りですと非侵襲型のデバイスが主に研究されているようです。
侵襲という言葉が聞き慣れませんが、ざっくり言うと人体に機器を外科的に装着する必要があるかないかの違いです。
アニメ「攻殻機動隊」では”義体”や”電脳”といった技術で脳を情報ネットワークに接続していましたので侵襲型にあたります。
同じくアニメの「SAO」では”ナーブギア”と呼ばれるヘッドギア型の端末でVR世界に飛び込んで行くので非侵襲型ですね。
◆主な研究
・Facebook「Brain-Computer Interface(BCI) program」
2017年に公表されたこの開発プログラムではブレインスキャニングに関しての研究を行っています。
ARグラス用のブレインスキャニング技術を開発、最終的にこれらの技術を活用した入力デバイスの完成を目指しているとのことです。
完成には複数の新技術開発、技術的なブレイクスルーが必要とのことで、10年単位の時間が必要とのこと。
体験できるのは暫く先になりそうです。
◎参照元
・Valve「Galea」
Valveは世界的なゲーム配線サービス「Steam」を運営する企業です。
PCゲーマーの方からするとかなり身近な企業かもしれません。
また、「Valve Index」というVRヘッドセットも開発しており、「Galea」は単なる入力デバイスではなく同ヘッドセットに組み込まれた形であるかもしれませんね。
Valveのゲイブ・ニューウェル氏はインタビューにて、同分野の研究はハイスピードで進行しており、BCIが「エンターテイメントをガラリと変えるだろう」とコメントしています。Valveのゲイブ・ニューウェル氏はインタビューにて、同分野の研究はハイスピードで進行しており、BCIが「エンターテイメントをガラリと変えるだろう」とコメントしています。
開発元がゲーム関連の企業であるので新たなエンターテインメントの形としての側面が強そうです。
◎参照元
・Cognixion「CognixionOne」
カナダのスタートアップであるCognixionが開発したブレイン・コンピュータ・インターフェイスARデバイスが「CognixionOne」です。
「CognixionOne」は脳性麻痺や筋萎縮性側索硬化症(ASL)などの影響を受ける方のコミュニケーションを助けるツールとして開発されました。
ユーザーの考えそのものを読み取るのではなく、視線や指す方向を脳活動から判断し、ヘッドアップディスプレイに映るメニュー画面から選択したり、メッセージをタイプすることが可能になります。
とのことで、「Galea」とは打って変わって医療用途の側面を持ちます。
上の写真のようにブレイン・コンピュータ・インターフェイスによる入力でタイプした文章をディスプレイに投影することができるようです。
なによりこちらの「CognixionOne」はなんと今年2021年のリリースが予定されています!
◎参照元
◆まとめ
いかがだったでしょうか。
AR/VRデバイスとブレイン・コンピュータ・インターフェイスによってSFの世界が実現しちゃいそうですよね!
ブレイン・コンピュータ・インターフェイスが発達すればARゴーグルなどをつけているだけでスマホを保持して画面を覗き込む必要もなく自分へのメッセージを確認・返信したり、目線を落とすことなく地図検索をかけながら歩けるようになりそうです!
更に便利になりそうな今後にワクワクが止まらない筆者でした。
また!
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